境内案内


御本殿(重要文化財)

御本殿(昭和25年重要文化財指定)

様式は四隅に柱を立てた一間社で隅木入春日造りです。
拳鼻(こぶしばな)を幾重にも付けていること、各種の組物の形が重厚であること等々、この社殿は比類希にして、荘厳で複雑な架構(かこう)法が特色で、室町時代末期の地方色を示しており、昭和25年に重要文化財の指定を受けています。

拝殿

拝殿(昭和50年建立)

現在の拝殿は昭和48年の伊勢神宮第60回式年遷宮による内宮外玉垣南御門他の神宮社殿の譲与を受け旧拝殿を幣殿となし、その前に新設されたもので、昭和50年の建立です。

社叢(長野県天然記念物)

神苑〝王子の森〞は千古の年輪を刻んだ老樹が茂り、およそ四千坪余に及ぶ神苑の杉の群生は平地にあっては大変珍らしく、昭和40年に県の天然記念物の指定を受けています。

観音堂(県宝)

観音堂 宝永3年建立(市指定文化財)

観音堂は拝殿と廊下でつながれている茅葺の建物で宝永3年(1706)に建立され、仁科三十三番札所巡りの第一番札所になっており、十一面観音を本尊とし、昔から火不見(ひみず)の観音様といわれ火災除けの霊験あらたかです。

三重塔(県宝)


三重塔 宝永8年(県宝)

三重塔は三間三層の柿(こけら)葺。宝永8年(1711)に木食故信法阿の勧進によって建立されたもので、江戸時代の建物としてはよく均斉がとれ、蟇股(かえるまた)の人身獣面の十二支の彫刻はあまりにも有名にして他に類を見ません。